毎日のLINE、月に数回のデート、食事代も彼が当たり前のように出してくれる。傍から見れば、十分すぎるほど大切にされている。それなのに、ふとした瞬間に胸の奥がすうっと冷たくなる。
「結局、私は都合のいい存在なのかな」って。
ちゃんと愛しているだけ
割り切って楽しめたらいいのに考えてしまう。彼の奥さんや子どもの存在がチラつくと罪悪感がわいて、「私なんかより大切な家族がいるなら、そっちを優先すれば?」とすねたくなる。
でも、それは婚外に向いていないからではなく、あなたが彼を本気で好きになってしまったからです。
付き合いが深まり、月日を重ねるほど、「彼にとっての一番になりたい」という欲が顔を出す。離婚してほしいわけじゃない。ただ、気持ちのうえで一番でいたい──そんな勝手で愛おしい願いを、多くの人が同じように抱えています。
続けても辛い、別れても辛い
いっそ手放したい。もうやめようかな、やめたいな。そう思いながらも、いざ彼がいない夜を想像すると、もっと寂しくなる。いれば虚しく、いなければ寂しい。この堂々巡りの中で立ち止まれずにいる人は、本当に多いのです。
「LINEの繋がりがなくなれば、この人がこの世にいるかすら分からなくなる」。そんな切なさを抱えながらも、デートのあとに帰っていく彼の背中を見送る。その寂しさごと、恋なのかもしれません。
虚しさの中にも、確かにあるもの
一方で「家族には見せない顔を、私にだけ見せてくれている」という考え方もあります。
子犬みたいに甘えてくる彼の表情を知っているのは自分だけ──そう思えば、虚しさは少しだけ愛おしさに変わります。
愛情は、一つしか持てないものではありません。家族に100注いでいるからといって、あなたへの想いがゼロになるわけではない。同じだけ、ときにはそれ以上の気持ちを、あなたに向けている人もいるのです。
立ち止まるのも、進むのも、あなたの選択
虚しさより、彼といる楽しさが上回っているうちは、その時間を大切にしていい。でも、もし苦しさのほうが勝ってきたなら、少し立ち止まって自分の心に問いかけてみてください。最終的に、どうなりたいのか。
正解はありません。ただ、揺れている自分を「わがまま」だと責めないであげてほしいのです。大切にされたいと願うのは、ごく自然なこと。あなたの感じている虚しさは、あなたがちゃんと愛せる人だという証なのですから。





